わさラボ

注目の
キーワード

BenBedPhar 2022(国際学会)

 がんや生活習慣病など非感染症疾患(NCD)の革新的な治療方法を研究する国際学会「BenBedPhar2022」にて、本わさびの機能性成分「6-MSITC(ヘキサラファン)」が抗酸化・解毒酵素を制御させる遺伝子「Nrf2」を活性化される作用が確認されていることを発表しました。



わさ研

 2022年5月19~21日にかけてスペインにて、がんや生活習慣病など非感染症疾患(NCD)の革新的な治療方法を研究するための国際学会「BenBedPhar2022」が開かれました。この学会は、31ヶ国から200名以上の研究者が参画しています。
 現在、世界の約7割の死亡要因が生活習慣病など非感染症疾患だとされています。学会では、アルツハイマー病、糖尿病、腎臓病など様々な分野で研究を進めている研究者が発表しました。

 今回、当学会の筆頭研究者であるマドリッド自治大学のアントニオ・クアドラード教授にご依頼いただき、ワサビスルフィニル®を摂取した4つの臨床試験の成果を発表しました。

 NCDには、抗酸化・解毒酵素を制御させる遺伝子「Nrf2」の活性化が有効とされています。食品分野では、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンが 「Nrf2」 を活性化させることが有名です。
 そして、本わさびについても機能性成分「6-MSITC(ヘキサラファン)」が「Nrf2」を活性化させる作用が確認されており、基礎研究から臨床試験の結果を発表しました。ヘキサラファンが他の有効成分に比べて少ない成分量でも効果が見られた臨床データなどを紹介し、有効性の高さなどを訴求しました。

 参加した研究者からは、ヒトによる試験での有効性が示されている点などが評価され、興味深い内容だったとコメントをいただきました。

わさラボは
知ってるようで知らないわさびのフシギをお届けする
わさびに特化したWebメディアです