
世界で広がるわさび〜アジア編〜
海外で健康志向が高まりを見せる中、世界の各地で日本食の需要が拡大しています。その中でも、わさびは「WASABI」で一般的に通じるほど、海外でも人気を集める食材です。そんなわさびの美味しさを世界に向けて発信している金印わさびのロサンゼルス・フランクフルト・アジアのそれぞれの現地法人の担当の方々に、どのように受け入れられているのかについて、お話を伺いました。
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<対象エリアの紹介 アジア>
アジアは大きく東アジア、東南アジア、南アジア、西アジア、中央アジアの5つのグループに分類され、季節で風向きが変わるモンスーン(季節風)の影響により、地域によって気候が異なります。 中国・韓国・日本などの国が属する東アジアや、タイ・フィリピンなどの国が属する東南アジアなど、多様な文化が入り混じる地域です。今回の記事ではアジアの中でも主に「東アジア・東南アジア」のエリアに焦点を当てて話していきます。
また、アジア各国の料理をアジアン料理と呼んでいますが、調理方法や食材は地域や国ごとに違うのが特徴です。特に東アジア・東南アジアでは、お米を主食とする国が多く、地域によっては香辛料やスパイスを使った料理もよく食べられています。
多彩な食文化となるアジアでは、わさびを健康食材として認知している国も多く見られます。スーパーでは当たり前のように陳列されているほど、わさびはアジア各国で広く普及しています。
■アジアでのわさび市場と需要について
東アジア・東南アジアでは実際にわさびを栽培している国もあり、わさびは珍しいものではなくなっています。常温のチューブわさびはスーパーへ行けばたくさん並んでいますし、日本で有名なわさび味のお菓子もよく見かけますね。西アジアでもわさび商品自体はスーパーで見るということを聞いていますが、大体は中国メーカーが多いようです。
飲食店に関して、アジアでは主に日本食レストランでわさびを使っているのが現状です。 刺身や寿司、肉料理などに薬味として使うのが一般的な食べ方とされています。粉わさびが主流ですが、最近では生おろしわさびを使う飲食店も増えています。
中国でわさびは、殺菌効果があるイメージを持っている方が多いです。そのため、殺菌効果を期待してわさびと一緒に食べているという話も聞きますね。
■独自の食べ方について
アジアの各国ではその食文化に合わせて様々な独自の食べ方が存在します。 韓国では、韓国風焼肉の「サムギョプサル」に生おろしわさびを付けて食べる飲食店が広がっています。
また、韓国では刺身を食べるとき酢と唐辛子味噌を溶いたタレの「チョコチュジャン」で食べるのが一般的ですが、最近では日本同様わさび醤油が定番になっています。 既存の食文化に「わさび」を取り込むことで、より風味豊かな味わいを感じることができるのではないかと思います。
■わさびの辛い表現方法について
わさびは揮発性の辛さのため、「鼻に抜ける」や「涙が出る」といったリアクションが見られます。タイや韓国など自国料理に辛いものが多い国では、唐辛子系とわさびの辛さは別物と考えているようです。
辛さに慣れているといっても、舌ではなく鼻に上がってくるようなわさび特有の辛みを苦手とするアジアの方も中にはいます。
■わさび普及の取り組みについて
卸売業者や店舗の方への販売レクチャーのほか、わさび産地の静岡や北海道の工場見学をしていただき、わさびについて学ぶ機会を提供しています。わさびが辛ければいいと思っている方もいるため、まずはわさびに関する基本知識や食べ比べをしてもらって、味の違いを知ってもらう取り組みをしています。
本わさびの栽培過程を知らない人がほとんどなので、山奥の急斜面でわさびを栽培していることや、2~3年の長い年月をかけて育てていることなどを伝えると驚かれるケースが多いです。

■わさびを取り巻く環境の変化
アジアに関しては自国でわさびを栽培し、販売しているメーカーが多数あります。韓国や中国では、本わさびの配合率が66〜70%の冷蔵および冷凍タイプの刻みわさびや生おろしわさびなどの商品が発売されています。 実際にこれらの商品を試食しましたが、日本のメーカーと比較すると若干品質が劣るものの、わさびの品質やクオリティは向上しています。
日本食レストランはアジアで今後も増え続けると予想されるため、刻みわさびや生おろしわさびの需要も高まると予想されます。ただ、本わさびに関しては、みずみずしさや香りについて日本産のほうが優れているという声も聞きますね。やはり日本産の原料を使って差異化できるよう、啓蒙活動を続けていきます。
※本記事で紹介するわさび表記の違い
本わさび:日本原産のわさび
刻みわさび:本わさびの茎を加工した製品
粉わさび:西洋わさびを乾燥加工した製品
生おろしわさび:本わさびや西洋わさびを加工した製品